普通の4人家族の部屋がゴミ屋敷だった話。不動産の現場で実際にあった出来事

不動産

不動産の仕事をしていると、普通の生活ではなかなか見ないような現場に出会うことがあります。

今回は、アパートの建て替えに関係して退去のお手伝いをした際に経験した、少し衝撃的だった出来事について書いてみます。

見た目は普通の4人家族。
でも実際の部屋の中は、完全なゴミ屋敷状態でした。

さらに驚いたのは、その後の生活でもやはり問題が続いたことです。

不動産の仕事をしていて感じた、**「部屋の状態と生活の関係」**についても少し書いてみようと思います。


アパート建て替えで退去のお手伝い

アパートの建て替えなどをする時、入居者の方に退去していただき、次の住まい探しをお手伝いすることがあります。

この時も司法書士の先生と一緒に動きながら、入居者の次の住まいを探すサポートをしていました。

そのご家族は、ご夫婦とお子さん2人の4人家族
見た目だけならごく普通の家庭です。

ただ、契約のやり取りや案内をしている時から、正直少し違和感はありました。

経済的にもあまり余裕がないのかなという雰囲気と、性格的にも少しトラブルになりそうな感じがなんとなく伝わってきたのです。

とはいえ、その時点では特に問題はありませんでした。

しかし、引っ越し業者が見積もりに行ったときに状況が一変します。


引っ越し業者が見て驚いた部屋の状況

引っ越し業者さんから連絡がありました。

「これ、ちょっと普通の引っ越しじゃないです…」

話を聞くと、部屋の中が完全なゴミ屋敷状態だったのです。

正直、不動産の仕事をしていていろいろな部屋を見てきましたが、このレベルはなかなかありませんでした。


足の踏み場がない本当の意味

実際に部屋を確認しに行って、まず驚いたのが玄関でした。

普通は玄関で靴を脱いで部屋に上がりますよね。

しかし、この部屋は靴を脱いで上がろうという発想が出ない状態でした。

玄関からすでにゴミが散乱していて、足を置く場所がありません。

むしろ靴を脱いだら、足を怪我しそうなレベルです。

よく「足の踏み場がない」と言いますが、本当にそのままの状態でした。

さらに驚いたのは、一部の部屋だけではなかったことです。

リビング、寝室、子供部屋、廊下など、間取りのほぼすべての部屋が同じ状況でした。


食べ残しと悪臭、そして虫

ゴミの内容もかなりひどいものでした。

食べ残しの食品が床にそのまま落ちていたり、生活ゴミが大量に散乱していました。

当然、衛生状態も良くありません。

部屋の中には強い悪臭が漂っていて、長時間いるのもつらい環境でした。

少し物をかき分けると、

・虫が死んでいる
・虫が出てくる

そんな状態です。

そして何より気になったのは、この家には子供が2人いたことです。

見た目は普通の家庭でも、生活環境はかなり厳しいものだったと思います。


ゴミ処分費が引っ越し費用の4倍

引っ越しの見積もり結果もかなり衝撃的でした。

引っ越し費用よりも高かったのが、ゴミの処分費です。

結果として、

引っ越し費用の約4倍がゴミ処分費用になりました。

さらに、ゴミの量は

4トントラック2回分。

それだけの量を処分することになりました。


それでも残っていた大量のゴミ

それだけ大量のゴミを捨てたので、さすがに片付いたと思っていました。

ところが、退去後に部屋を確認しに行ったところ、まだゴミが大量に残っていました。

業者に頼むほどではない量でしたが、放置するわけにもいきません。

結局、自分の軽トラックにゴミを積んで、何度も処分場に運ぶことになりました。

正直、かなり大変な作業でした。


引っ越し後も続いた家賃トラブル

なんとか引っ越しとゴミ処分が終わり、一件落着かと思っていました。

しかし、その後も問題は続きました。

しばらくして、新しい入居先の管理会社から連絡がありました。

「あのご家族なんですが、家賃が遅れがちで困っていまして…」

という相談です。

結局、私の方にも話が回ってきて、家賃の件で本人に話をしに行くことになりました。


部屋の状態と生活は意外と比例する

この仕事をしていて感じるのですが、部屋の状態と生活状況はある程度比例することが多いと思います。

もちろん例外はありますが、

・部屋が極端に散らかっている
・ゴミ屋敷状態
・衛生状態が悪い

こういうケースは、

・家賃トラブル
・支払い遅延
・生活トラブル

につながることが多い印象です。

今回のご家族も、見た目だけなら普通の4人家族でした。

しかし実際の生活環境を見ると、かなり大きな問題を抱えていたのだと思います。

不動産の仕事をしていると、

「普通に見える家庭が、必ずしも普通の生活をしているとは限らない」

そんな場面に時々出会います。

これも、不動産の現場でしか見えない一面なのかもしれません。

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