来週の為替戦略|円安基調を読み解く。高市新政権の行方とダウントレンド第3波の攻防

投資

■ 1. 今週の振り返りと気づき

今週はEAのコード不具合による連発発注でマイナススタート。
ただ、その後にRCIの反転シグナルを根拠に手動で入った押し目買いが成功し、
最終的にはプラスで終えることができました。

EA側では次の修正を実施:

  • 同一バー内の連続発注を制限
  • 中期トレンド(H1/H4)RCI方向と一致しない場合は発注禁止

■ 2. 手動エントリーで取り戻した押し目買い

こちらは、RCIと水平線、プライスアクションを根拠に入ったロング。
H1・H4のRCI(9/26/52)が-80付近でフックし、
**下抜けからの即戻し(フェイクブレイク)**を確認してエントリー。


■ 3. 現在のチャート状況とライン構成

下図は現在のUSDJPY・H1チャートです。
下降トレンドラインと水平線の交差点があり、
ここを上抜けできるかどうかが来週の焦点になります。


■ 4. ファンダメンタルズ背景

◎ 政局:高市政権誕生への期待

日本維新の会との連立が見えてきたことで、高市政権の誕生が現実味を帯びています。
「積極財政=景気刺激=円安・株高」の連想が市場に浸透し始めており、
これは中期的な円安圧力になると見ています。

◎ 海外:トランプ氏の動向

月末の来日報道が控えており、中国への関税発言などで
一時的な円高圧力はあるかもしれませんが、
米金利高止まり+ドル堅調基調が続いている以上、
全体トレンドはまだ円安方向が優勢です。


■ 5. テクニカル視点:反値戻しまでの押しと分岐点

現在は、下降トレンド第2波の押しが入っている最中と見ています。
この「押し」がどこまで続くかですが、
多くのトレーダーが意識しているのが**反値戻しライン(約151.4円前後)**です。

RCIでもH1・H4ともに上向きの兆候を見せており、
現状のモメンタムを考えると、この反値戻し地点までは上昇が続く可能性が高いと考えています。

ただし、重要なのはそこから。
反値戻しまで到達した後、
相場は大きく2つの方向性に分かれると想定しています。


■ 6. 反値戻し後の2つの分岐シナリオ

🟢 シナリオ①:上昇継続(円安トレンド再加速)

  • 反値戻しライン(約151.4円)を明確に上抜け
  • H4のRCIが再びプラス圏を維持
  • 政策期待+投機筋の買い戻しで上昇波継続
    → この場合、第3波ではなく上昇トレンド転換のシナリオが濃厚になります。

ターゲットとしては、
152.4円の直近高値~153円台までの上値余地を見込めます。


🔴 シナリオ②:反発失敗→下降トレンド第3波

  • 反値戻し(151.4円付近)で上値が重く反落
  • H1・H4のRCIが再び下方向へクロス
    → この場合、下降トレンド第3波が発生し、
    再び149円前半~148円台に向けての下落が想定されます。

このシナリオでは、先週開けた窓を完全に閉める動きが確認できる可能性もあります。
一度の反発で“トレンド転換”と思い込まず、
反値ラインでのローソク足の形とRCIの方向性を慎重に見極める必要があります。


■ 7. トレード方針の整理

時間軸方針根拠
短期(H1)押し目買いRCI9が-80→上フック+トレンドライン上抜け
中期(H4)円安優勢政策期待+反値戻し到達までの戻し波
長期(日足)分岐ゾーン151.4円を境に上か下かを見極める局面

■ 8. EAの運用方針

EAは「中期トレンド同調モード」で稼働中。
H1/H4のRCIスコアが揃わない限り発火しないよう調整済み。
週明けは窓埋めが完了するまでの静観フェーズを想定。
押し目が確定してからロングを拾う形を目指します。


■ 9. 今回の学び

  • 押しが深くても、反値戻しラインはトレンド判断の分岐点
  • “第3波が来るのか、上昇転換か”を決めるのはRCIの方向と値動きの質
  • トレードは結果よりもその根拠を明確に残すことが大事

■ 10. まとめ

  • 現状は反値戻し(151.4円)までは上昇余地あり。
  • その後は下降第3波か、円安トレンド再加速かの分岐点。
  • ファンダ的には円安方向を支援する要素が強い。
  • テクニカルでは反値ライン+RCIクロスを確認して判断。

✍️ 次回予告
EA修正版の検証結果と、実際に反値ラインでどう動いたかをレポート予定です。

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